チェンマイに来たらやりたかったことの1つ。
それは、ゾウの保護施設で、のびのび過ごす象たちをこの目でみること。
チェンマイの山奥には、ゾウの保護区があり、そこでは保護施設がいくつかあるんですよね。そして、ツアーがいくつもあります。(個人的に行くことは難しいのでツアーの参加が必要です)
数多くのツアーがあるので、どれにしようか、とても迷いましたが…
数あるツアーの中で選んだのは『エレファント プライド サンクチュアリ』というところのツアーです。
口コミからも、観光客優先ではなく、象さんがのびのび暮らし、あくまで象さんの暮らしを大切に守りながら施設を運営しているという感じがしたので、
価格は他のツアーよりもやや高かったけど、ここを選びました。
実際に行ってみたら、ほんっとうに優しい時間が流れていて、とーっても濃ゆい経験ができましたよ~~(*^^*)本当にいってよかった!!
ここでは、エレファントプライドサンクチュアリに実際行ってみたの感想、かかった費用、そして持っていくべき持ち物・準備物などもまとめていきますね♪
チェンマイで象ツアーに参加したい!という方、ぜひエレファントプライドサンクチュアリへ行ってほしい~~!って全力でおすすめしたいくらい、よいところでしたよ~^^
象に背中に乗ったり賢い芸を見るんじゃなく、自然の姿をみたい
昔、若かりし頃。タイに初めて来たときに象の背中に乗りました。
その時はね、ゾウの背中にちゃんと椅子があって、大人3人で1頭の象に乗ったんです。
今思えば、大人3人(+椅子)を背中に乗せて歩くって、いくら大きな象でも負担があったんじゃないかなと思うけど、その時はそんなことまで考えたことはありませんでした。
タイ=象に乗らなきゃ!
というイメージが先行してしまっていた。
ただ、そんな中でも気になったのが、象たちが尖った金具のような棒で、調教されていたこと。
象の皮は厚いから、つつかれても痛くないのかな?
調教されて人間の思うように象を動かそうとするのを自分の目で見ちゃうと、モヤモヤ~っとした気持ちになってしまったんですよね。
その後、日本に帰って、象について調べたら
象ってものすごく知能が高くて感情豊かな動物だということがわかりました。
そして、観光ビジネスとして、ひたすら働かせられている象の現状もはじめてこのタイミングで知りました。
そんなことが背景にあり、今回タイに行ったら、子供たちと象に乗るのではなく、象の自然な姿をみたい!と思ったのが、ツアーに参加したきっかけです。
Elephant Pride Sanctuaryでの1日のツアースケジュール
これは、私が参加したときのスケジュールなので、天候などによっても違うかもしれないのであくまで参考程度にしてくださいね^^
8:15~ ホテルにお迎え
ドライバーさんのkokoさんが、ホテルにお迎えに来てくれました~!時間ピッタリ!ホテルのフロントで待っていたら、声をかけてくれましたよ^^
ツアーを予約したものの、どんな方が迎えに来てくれるのかな?とドキドキして待っていたけど、とっても明るくて気さくなお兄さんがお迎えに来てくれて
とっても安心しました。
車内でも時々声をかけて、盛り上げてくれて、子供たちも心ほぐれた様子♪
ちなみに、車内はこんな立派なミニバン!
乗り心地よき!
私たちが1番初めのピックアップで、その後イギリスの新婚さんご夫婦、イギリスの子連れファミリーをピックアップして回り、車内が埋まりました。
施設までは、約時間半~2時間ほどかな?
途中、市場によって象たちのエサやトイレ休憩をはさみました。雨だったので、セブンイレブンでレインコートをゲット!
持ち物にレインコートと書いてあったけど、私の分を買い忘れていたのですよね。途中で買うことができてよかった~。
ちなみに途中立ち寄った市場は、こんな感じ。
チェンマイ中心部から結構離れた、かなりローカルな市場だったけど、
他の象ツアーの旅行客も多く、ここが中間地点?になっているようでした。
夏休みに参加したのだけど、象ツアーには欧米の方々が多く参加していましたよ~。逆にチェンマイの中心部ではたくさん見かけたはずの中国や韓国、台湾人はほぼ見かけず。
お盆の時期とはずれていたせいか、日本人もいませんでした。(施設では日本人ファミリー1組と一緒でしたが★)
さ、ちょこっと休憩してまたドライブです。
雨だったせいか、結構時間がかかったイメージです。そして道が進むにつれて、どんどん山道が険しくなる~。
危険でスリルな道はなかったけど、それなりにウネウネしていたので、酔いやすい人は酔い止めがあったほうが安心です。
うちの子供たちは、うとうと寝ちゃいました!私は、ひたすら外を眺めて異国の山道を堪能してました♪
なんだかんだで、2時間半?くらいは車に乗っていたかな。
ドライバーさんが、安全運転だったので安心して乗っていられましたよ~。
10時半頃~ エレファントプライドサンクチュアリに到着~!
車から降りて少しだけ歩きます。雨だったので、足はすぐに雨水と山道で汚れます^^;
そしてついに、象とご対面~!可愛いーーーー!!!大きいー!!!
この日は、3頭の象さんがいました。そのうち1頭はまだ生まれて半年の赤ちゃん象でした。
到着したら、まず荷物を置いて準備です。蚊よけをした後、この施設のオーナーであるチャンチャイさんが象と接する際の注意事項や流れを説明して下さりました。
チャンチャイさんは、日本語も話すことができるので、日本語でわかりやすく教えてくれて助かりました♪
象のことを怖がらなくて大丈夫だからね。恥ずかしがらず、心を開いて接すると、象も同じように心を開いてくれるよ。と教えてくれました。
チャンチャイさんの話す言葉の随所に象への愛が溢れていて、家族として大切に育てているんだなぁというのがとても伝わってきました。
象ファーストで考えているからこそ、少人数に限定したツアーを行っているのだと思います。
他の象ツアーと比べて価格は高ったけど、象の暮らしを守り、熱心に保護施設を運営されている印象が、他の口コミなどをたくさんリサーチしている中で一番伝わってきたので
エレファントプライドサンクチュアリへの参加を決めたのですよね。
チャンチャイさんのオリエンテーションの後は
1人ずつ、象さんのエサ(サトウキビやバナナ)がどっさり入った袋を渡され、さっそく象さんとエサをあげながらスキンシップタイム。
子供たちは、最初は腰がひきぎみだったけど、徐々に慣れてきてエサを上手にあげられるようになりましたよ♪
象たち「もっとちょうだいよー」と言わんばかりに鼻を伸ばしてきます^^
鼻を上手につかって、サトウキビやバナナを何本も鼻で巻き付けたら口に上手に運んで食べていました。
「サトウキビって硬い竹のようなのに、あんなに一気に食べてつまらないのかしら・・」という素朴な疑問を感じましたがw
食欲旺盛でとにかくモリモリ食べていました!
まだ赤ちゃんの象は、バナナを小さくちぎってあげます。絵本からとびでてきたような赤ちゃん象で、とってもかわいかった~^^
大きいゾウと比べると、小さく見えるのだけど、赤ちゃん象と言っても、すでに100kg以上の体重があるそう。
お昼前~ 象さんたちと山をトレッキング!
続いて、山道を登って象さんたちとトレッキングタイム~!
雨だったこともあり、かなーり道はぐちゃぐちゃ。サンダルもズボンもぐちゃぐちゃだけど、もう気にしない!笑
それよりも、思った以上に急斜面の山を登るので、滑ってころびそうでハラハラ。
私はわたし。子供たちは子供たちで各自それぞれ頑張りました!
道があるようでない、結構ジャングルな道でした(笑)大きな体でズシズシと突き進む象さん、すごい。
自然のジャングルで象に遭遇したらこんな感じなのかな。
赤ちゃん象のアンディは、「遊ぼうよー!」と子供に向かってくることもありました。
そんなときも、周りにサポートしてくれるスタッフの方がしっかり守ってくれるので安全に象の姿を見ることができました。
こういう光景、日本じゃ見れないよね。
自然の中でのびのび生きる象の姿をしっかり目に焼き付けましたよ。動物園ではなく、こんな象の姿を子供たちにもみてもらって、どう感じたかな。
ランチタイム!カレン族のお母さんが作った手作りランチ
さてさて、結構険しかった山から下りて、戻ってきました!
お昼ご飯タイムです。
もうすでにテーブルにセッティングされていました(´▽`*)
葉っぱに包まれているのがご飯たち。ごはんのメニューは
チャーハン
焼きチキン
卵焼き
スイカ・パイナップル
かなりモリモリなメニューでとってもお腹いっぱいになりましたよ~^^美味しかった~。
子供たちもお腹が空いていたのか、もりもり食べていました♪
ご飯を包んでいた葉っぱや、残った果物、スイカやパイナップルの皮は象さんのご飯になります。
長男は、象さんとの触れ合いが好きなようで、最後までたくさんご飯をあげていてホッコリ。
タイで象さんとお友達になるとは(´▽`*)
お昼ご飯の後は、すこしゆっくりしてから、泥遊び&川遊びへおでかけです。
水着に着替えて準備をしますよ~!
私と子供たちは予め水着を着て参加していたので、準備ラクチンでした♪簡易的なシャワー室もあるので、そういったところで着替えはできますが、着ていくのがオススメです
ゾウさんと一緒に泥遊び&川で水浴び体験
雨降っていたけどお構いなし!サンダルもおいて、ペタペタと素足で草道を歩き到着したのがここ!
とーってもクリーミーな泥沼!ゾウさんたちに泥をぬりぬりしてあげてスキンシップとったり、
泥沼にズボズボはまって楽しんだり。(子供たちは自分たちが楽しむことに夢中!)
泥がすごく気持ちよかった~~~。(泥パックをしている気分♪)
ゾウさんたちも、泥にまみれるのが好きなんだね^^シラナカッタ!
その後は川へ移動~!
ゾウさんと一緒に川にはいるとこんな迫力です↓
それぞれ桶をもって、水を象さんにかけてあげましたよ♪
120㎝~の息子たちも十分に立ってられる深さでした
気持ちよさそうに水を浴びる姿も迫力があったし、新鮮でした~(こんな姿リアルで見たことないですし!)
こうして、たくさんご飯を食べ、お散歩や泥遊び、川で水浴びをして1日を過ごす象さんたち。
表情もとっても優しくて幸せそうで、
なによりそれらを見守るスタッフの方たちもあたたかくて素敵でした。
観光客を喜ばせるために、芸をしたり、なにか仕込んだサービスをすることもありません。
のびのびした自然体の象さんたちの姿をみることができました。
施設に戻り、シャワータイム!帰りの準備へ
川遊びが終わったら、施設にもどってきました。(施設~川はとても近いです!)
シャワー室で水を浴びて、着替えて、足には泥がべったりとついているので、水道で流してキレイにしました。
その後は少しまったりタイム。
長男は、象さんたちが大好きになったようで、たくさんご飯をあげて、触れ合っていました^^
次男は、一緒に参加していた日本人の男の子と意気投合して遊ぶのに夢中w
こういう場所での出会いも貴重ですよね^
そして、最後はチャンチャイさん、スタッフの皆さん、象さんにお別れを告げて帰路へ。
子供たちはたくさん遊んで疲れたのか、終始寝ていました~。私は、またまた車窓からの眺めをひたすら楽しんでいたらあっというまに、チェンマイ中心部へ。
帰りの方が早く感じたなぁ。
ホテルの到着時刻は、約17時頃。
安全に楽しく、送迎してくれたドライバーさんにも感謝感謝(*^-^*)チェンマイ旅の大きな思い出のひとつとなりました。
子供たちとこんな経験ができて、とってもよかった!
そして、
自然な中で暮らす象さんの姿を、自分の目で見ることができて幸せでした。
子供たちは『楽しかった!』という言葉でひとくくりにしちゃってるけど、象さんの姿をみてなにか感じるものがあったかな?
なかったとしても、この時の思い出はきっと心に残るだろうし
また年齢を重ねたときに、思い出してなにか新たに感じることもあるかもね^^
象さんにも私たちのも誠実に温かく迎え入れてくれたチャンチャイさんをはじめ、スタッフの方たちに感謝を込めて!ありがとうございました★
優しい時間のなかで、
象さんののびのびした暮らしをみたい!という方には、エレファントプライドサンクチュアリのツアーはとてもオススメです(´▽`*)
気になる方はチェックしてみて下さいね~!
エレファントプライドサンクチュアリの参加費用
エレファントプライドサンクチュアリへの申し込みはTripAdvisorからネットで決済しました。
費用はこんな感じです↓
- 大人1人+9歳長男 12822円(税込)×2名分
- 7歳次男(3~8歳まで)9403円(税込み)
合計:35,047円
決して安くはないけど、それだけの経験ができたし、象さんの保護施設の運営費になっていると思うので無問題!
ちなみに・・・もっと安いツアーを探せば、あります。
あることは確かだけど、
安い金額で、1度にたくさんの集客をしてしまって、象さんの負担になっている可能性もあるよね。
ビジネスと化して、観光客ファーストになっている施設もあるとか。
エレファントプライドサンクチュアリは、定員人数を最大12名と限定しており、象さんに無理強いすることなくのびのびとした暮らしを大切にされている施設だったので
やっぱり値段で決めるのではなく、この施設を訪れてよかったなと思いました。
チェンマイで象ツアーに参加するときの持ち物!
ツアーに参加したときの持ち物はこちら!
- タオル(シャワー後に体をふく)
- 着替え(水浴び後、キレイな服に着替えたほうがさっぱりします!)
- ウェットティッシュ(ちょっとした汚れをふき取るのに便利)
- 虫よけ
- 水着(予め着用していくと後々ラクチン)
- カッパ(雨の時は必須)
- スマホの防水ケース
- パスポート
- 小銭(200バーツくらいで十分)
- おやつ・水
荷物は極力少なくいった方が身軽でいいので、
貴重品はホテルにセキュリティボックスがあるなら、そこに大きなお金やクレジットカードは預けちゃいました。
子どもたち分も準備が必要なので、それなりの荷物にはなったけど、リュック1つにまとめました。
ゆったりする時間もあるので、子連れならなおさら、ちょっとしたおやつを持っていくといいですよ~。(うちは何も持っていかず、他の参加者さんからお裾分けいただいちゃいました!)
水は1人ずつ配られますが、それでも各自で持っておくとなお安心です。
パスポートの提示をもとめられることはなかったけど、一応もっていたほうが安心かな、と思いリュックにしのばせていたよ。
ツアー参加中の貴重品管理は?
施設に到着すると、外に簡易的に作られた空間に荷物をそのまま置いて、川や山へでかけます。
そもそも大きなお金を持ち歩いてなかったので、心配なことはなにもなかったですが
もし管理がどうしても心配なら、やはりホテルのセキュリティボックスに預けてくるのがいいと思います。
泥や川遊びといったアクティビティがあるので、常に持ち歩くのは難しかな?という感じがしましたよ。
スマホは、防水カバーを付けて持ち歩いている方がほとんどでした!
エレファントプライドサンクチュアリで象ツアーに子連れで参加!まとめ
2023年夏に参加した、エレファントプライドサンクチュアリの象ツアー体験は以上となります。
一生忘れられない思い出を子供たちと作ることができて幸せでした♡
チャンチャイさん、スタッフのみなさん、kokoさん、象さん、本当にありがとうございました(´▽`*)
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